便秘が酷いと生まれてくる子供に障害が出やすい!?

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健全な胎児の発育に欠かせないのがビタミンB群です

具体的にはB2 B6 B12 葉酸などが特に重要で、それは「細胞の新生や再生」「胎児の発育や造血」などに関わっているからなのですが、要するに「B群が不足してしまうと細胞分裂が上手くいかなくなるので、障害がでやすくなりますよ」ということなんです。厚生労働省葉酸をサプリで摂取するよう呼びかけているのもこうした理由からだと思われます。

とくに脳への影響が心配されるので、だからこそ妊活中・妊娠中は特にビタミンB群の不足が起きないよう気をつけたいところなのですが、そこで大きな問題になるのが「便秘」です。

 

 

便秘になると慢性的なB群不足が起こります

というのもそもそもビタミンB群というのは食事で摂取しなくてもある程度は腸内の善玉菌が生み出してくれていることが分っています。だからよほど腸内環境が悪くなければ極端なビタミンB群不足は起きないはずなのですが、近年は便秘の人がめちゃくちゃ増えていますよね。

便秘でも軽いものならまだしも、慢性的に何年も便秘が続いているようだと当然腸内環境は悪化し、悪玉菌優位の環境になってしまいます。

そうなればB群を作れないのはもちろんなのですが、さらに厄介なのが食事で摂取した栄養素が悪玉菌によって破壊されてしまうので、ビタミB群が極端に不足してしまう可能性が高くなってしまいます。だから「とくに妊活中や妊娠中は便秘を軽く捉えずに、大きな問題として対処した方が良いですよ」という事なんです。 

 

 

子宮・卵巣への圧迫も問題

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また以前書いた「子宮卵巣系の不具合と便秘の関係性について」 で使った写真でもわかるように、便秘が続くと便の重みで腸が垂れ下がり、その下にある子宮や卵巣を圧迫してしまうことがあります。

そして圧迫が続くと、例えば卵子が卵管をを通れない」とか、「血流が悪くなって胎児に酸素や栄養を運べない」といったような問題も起こり始めるので、こうしたことも不妊や子供の障害が増えている大きな一因のように思います。

ですから便秘というのはほんとに大きな問題で、そのことをもっと多くの人が知る必要がありますね。

  

●B群不足の簡易チェックリスト

便秘の人の場合いずれか一つでも当てはまるようであればほぼ間違いなくB群不足と思われますから早めの対処を!!

  • 肌荒れ
  • 口内炎ができやすい
  • 慢性疲労
  • やる気が出ない
  • 落ち込みやすい
  • 集中力欠如
  • 悪夢が続く
  • 風邪をひきやすく治りにくい