いくら乳酸菌を摂っても「生きたまま腸に届く」ことは殆どありません

乳酸菌はタンパク質で出来ているため、胃を通過するとき胃酸によって分解されてしまいます。そのため生きたまま腸に届くことは殆どありませんし、仮に生きたまま腸に届いたとしても胃酸によってかなり傷ついているはずですから元気もなく、腸に良い影響を与えることも殆どなさそうです。

また腸内の常在菌はよそ者を嫌うため、外から入ってきた菌を追い出す習性があって、「食事で摂取した乳酸菌が腸内に定着することは殆どない」ことも確認されています。

そういう訳で乳酸菌を生きたまま摂取することは「無意味」とまでは言わないものの、雑誌やテレビ等の宣伝文句で見られるような大きな効果はまず有りませんので、乳酸菌摂取に関する宣伝・広告は話半分程度で聞き流した方が無難です。

それよりも「腸内の常在善玉菌を繁殖させる方法」の方がはるかに重要で効果的ですから、腸内環境に関する情報を探すときはこちらの内容に絞ることをお勧めします。具体的には「小牧原液」「プシュケー」「バイオジェニクス」などで検索するといくつかの有益な情報が出てくるので、興味のある方は一度検索してみることをお勧めします。